シンガポールには行ったことがないのですが、面白い統計を見つけたので取り上げたいと思います。
シンガポール統計局が出している2010年の国勢調査の結果で、Census of Population 2010, Statistical Release 1: Demographic Characteristics, Education, Language and Religionという資料のなかの、”Table 47 Resident Population Aged 5 Years and Over by Age Group and Language Most Frequently Spoken at Home”という表です。
5~9歳、10~14歳というように5歳ごとに年代を区切って、家庭で一番よく使う言語を調査したものですが、英語と中国語(Mandarin)の比率が15~19歳の世代と20~24歳の世代で逆転しているのです。20歳から上の世代では、世代によってブレはあるものの基本的に中国語が優勢ですが、19歳から下の世代では英語が優勢になっています。
他の言語を含めた全体に占める英語と中国語の比率を計算してみると、以下のように英語化の勢いは増しており、10歳未満の子供たちの半数は家庭で英語を一番よく使っているということになります。
5~9歳 英語:50.51% 中国語:28.34%
10~14歳 英語:45.82% 中国語:33.88%
15~19歳 英語:40.90% 中国語:37.44%
20~24歳 英語:34.36% 中国語:41.73%
25~29歳 英語:28.47% 中国語:44.23%
30~34歳 英語:30.84% 中国語:40.85%
シンガポールは現在進行形で英語の国になりつつあると言えるかもしれません。こうした変化は、植民地支配などによって外部からもたらされるのが普通ですが、このように自主的に言語が切り替わっていくのは興味深いですね。
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